車検ではどのような項目を検査する?
車検ではどのような項目を検査する?
法定点検は、車を正常な状態に保ち、事故を未然に防ぐことを目的としているに対し、車検は、国が定めた基準を満たしているかを確認するための検査になります。
従って、法定点検と車検は通常同時に実施しているものの、実施する項目は異なります。
車検における外観・内装の検査項目は大きくわけて5つあり、「同一性の確認」「タイヤ」「ガラス」「各種メーター」「内装」になります。
同一性の確認とは、車検証に記載されている車台番号やエンジンシリアルなどが現物と一致しているかの確認です。
タイヤは、溝の摩耗やひびなどの確認であり、溝が1.6ミリ以下の場合は交換が必要になります。
ガラスは、すべてのガラスが対象になり、ひびがあったり、割れていたりすると不合格になります。
着色フィルムも検査の対象になるので注意が必要です。
各種メーターは、警告灯などの検査であり、警告灯の点滅などがあると不合格になりますので事前の点検が必要です。
最後に内装ですが、各種電灯、シートベルト、発煙筒の有効期限などについて点検になります。
ヘッドレストがついているかも点検の対象になるので外している場合などは注意が必要です。
車検で再検査になる内容も把握しておく事が大切
車を所有している場合は安全に利用するために、国が定めた期間で車検を利用する事が義務付けられています。
一般的な自動車であれば2年に1度行いますが、専門的な企業に依頼することで手軽に利用する事が可能です。
ただし実際に車検を依頼しても再検査になる可能性もあるので、内容も含めてしっかり把握しておくことがポイントになります。
実際に再検査になってしまう内容ですが、多い内容として書類不備です。
いくつか提出すべき書類がありますが、書類自体に不備があることで不合格になる事もあります。
また違反金などが未払いの場合でも、不合格の対象となります。
違反金自体の支払いを忘れていたというケースもあるので、支払いに関する漏れがないか事前にチェックしておく事が大切です。
その他には車検場での操作ミスが原因だったり、車自体に不備がある場合も不合格になる事は想定しておくべきポイントとなります。
不合格になった原因をしっかり把握することで、適切に対処する事に繋がります。